子育てのミカタ

我が子を伸ばす親の関わり方①

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「待つこと」の意味①

子育てのキーワードは「待つこと」です。
年齢によって待ち方は違ってきますが、「待つこと」は教育の原点だと考えます。
親御さんが我が子に身につけて欲しい力は何ですか?

自立心・自主性・忍耐力ですか?

集中力・思いやり・社会性ですか??

それとも、判断力・自分自身で考える力ですか???

「どれも大切で、出来れば全部!」というのが親の本音でしょう。これらの全てとは言いませんが、多くが「待つこと」で育ちます。
待つことの下手な親の身近な一例として、「(早く)~しなさい!」という言葉を多用することが挙げられます。「早く起きなさい!(朝)」から始まって「早く寝なさい!(夜)」まで、当たり前のように口をついて出ていませんか。
この「(早く)~しなさい!」という言葉は、上記の親として我が子に身につけさせたい力(大切な情緒面)を台無しにする悪魔のフレーズだと理解しておいて下さい。
この命令型フレーズが親の口から発せられるようになった背景として、少子化や核家族化が影響していると思います。
一家族における子どもの数や世帯の人数が少なくなれば、当然、過保護・過干渉の親が増えてくることは「1+1=2」になるより必然かもしれません。

学力を支えるのも「情緒面」であることは明らかです。見えない学力=情緒面であることから、待つことの大切さにもっと感謝を持って接しても決して罰は当たらないでしょう。