子育てのミカタ

我が子を伸ばす親の関わり方⑤

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「聴く会話」を多く持つ!①

今回で「我が子を伸ばす親の関わり方」の三回目になります。
一回目:子育ての原点は「待つこと」
    関わり方のコツは、「質問型」の親に変身すること
二回目:子どもを能力通りに伸ばすのは「我が子をあるがままに見ること」
    関わり方のコツは、比較・高望みをせず、かつ与えすぎないこと
とお伝えしました。
大切なのは実践することです。我が子の成長を信じて取り組んで欲しいと思います。

さて、今回は「聴く会話」について考えてみましょう。
※「きく」には=聞く・聴く・訊く→hear・listen・ask があります。
なぜ人間には耳がふたつで口がひとつか知っていますか。
これは、話すことの倍聴きなさい!という神の思し召しなのです。(少し大げさ??)
「我が子を伸ばす親の関わり方」としては、話し上手より聴き上手な親の方が子どもは伸びるようです。聴いてもらえると、心が安らぎます。心が安らぐことで素直な性格が形成されます。
一方的に話をすることは会話(対話)とは言いません。
会話する時に、相手に与える印象の度合いは、言葉が7%、表情が55%、声のトーンが38%と言われています(メラビアンの法則)。
このことから、いかに聴く姿勢(態度)が大切か分かっていただけると思います。
静かに、じっくり、真剣に我が子の声に耳を傾けると、我が子の(心の)叫びが聞こえてきます。この叫びをしっかり捉え対応すれば、子どもは本音を口に出すようになります。

では、「聴く会話」とは具体的にどのようなものでしょう。次回は具体的な例をあげてお話したいと思います。