子育てのミカタ

我が子を伸ばす親の関わり方⑥

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「聴く会話」を多く持つ!②

子どもを伸ばす上手な聴き方は
「相手の話をさえぎらず、目を見て、相槌を打ちながら、表情豊かに聴く」
ことです。
前回書いたとおり、会話は表情と声のトーンでの影響度が93%であることを考えれば、能動的な聴き方とはどうあるべきか分かると思います。
さらに、相手の話すスピードに合わせたり、相手が使った言葉を復唱したりすることも有効な手段です。もちろん笑顔で話を聴き、話をすることはいうまでもありません。
  (以上のことは、子どもに限らず、大人どうしでも同じです)

【ちょっとひと言】
「長い・くどい・執念深い」これは親(特に母親?)の叱り方の特長です。
聴くことを忘れた会話(会話とは言いませんが)を続けていると、子どもの耳にバリケードができ、聴く耳を持たなくなります。

では、具体的な例でみてみましょう。

◆        ◆        ◆

我が子がテストを返してもらい、家に帰ってきた時をイメージして下さい
子:「お母さん、テスト返してもらったよ」
親:「何点だった?」
子:(誇らしげに)「88点だったよ」
さて、次の言葉は…??  まさか
親:「平均点は?」とか、「一番の子は何点?」とか「何を間違ったの!」なんてことを言っておられないでしょうね。
子どもさんが褒めてもらえることを期待している時に、客観的な大人の対応をすると傷つきます。(褒めて!)という心の声を聴き取れれば、どのように返答してあげるべきか明らかです。

最後に、恒例の「今日から、たった2つ」
● 目を見て、相手の話をさえぎらないで頷きながら聴くように心がけて
● こどもの心の声をとらえ返事する
ことで、我が子の成長を日々の中で確かなものにしていってください。