子育てのミカタ

我が子を伸ばす親の関わり方⑦

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“やる気”の大敵は、中断と不用意な言葉かけ①

過去6回、『我が子を伸ばす親の関わり方』として①待つこと②あるがままに観ること③聴く会話を心掛けること、を2回ずつに分けてお話してきました。
待つことは“自主性を伸ばす”ために、あるがままに観ることは“子どもの持っている能力を能力通りに伸ばす”ために、そして、聴く会話は“素直な性格を形成する” ために必要であると。
そして、実践していただくようお願いしてきました。3日坊主でなく続けていただいていますでしょうか?

今回が7回目。“やる気”についてです。何をするにも、やる気がなければ上手くいきません。やる気(意欲・好奇心)の大敵は、中断とタイミングの悪い不用意な言葉かけです。

人間の脳は面白い反応をするようにできています。
何かをしている時に、何らかの刺激が与えられると、同時に刷り込まれるようです。
例えば、学習中に嫌な刺激が刷り込まれると、学習→嫌なもの、になるのです。
タイミングの悪い不用意な言葉かけは、我が子のやる気を削ぐだけでなく学習嫌いにしてしまう危険性をはらんでいます。
また、中断はやる気を支えている好奇心の芽を摘む行為です。我が子が何かに興味を持ち始めたときに、それを阻害するような言動をとっておられないですよね?
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では、中断やタイミングの悪い不用意な言葉かけとはどのようなものでしょう。
次回、具体例をあげてお話したいと思います。