健康のミカタ

健康のコラム㉒(女性更年期②)

バックナンバーはこちら

「更年期症状」と「更年期障害」

 前回の続きです。更年期症状の代表的な症状として「ほてり」「のぼせ」「発汗」などがありますが、人によっては「手足が冷える」「頭痛がひどい」「イライラする」などの症状が現れることもあります。更年期症状は200種類以上あるといわれており、人により症状の程度も違うのです。これらの更年期症状がひどくて日常生活に支障が出る場合「更年期障害」と呼ばれているのです。

 更年期に様々な症状がでる原因は「エストロゲンの減少とゆらぎ」が最大の原因ですが、それに加えて、「真面目で頑張り屋さん」「完璧主義」「神経質」な性格の方、子育てや仕事、介護などの環境のストレスも更年期症状に影響があると言われています。エストロゲンのゆらぎを抑え、自律神経のバランスを整えることは症状を和らげるために効果があります。規則正しい生活習慣、食事バランス、運動、リラックスを心がけることも大切です。無理しすぎず家事や仕事を頑張りすぎず自分を労うことも大切なことです。

 色々と試したうえでも体調が辛い場合は産婦人科受診し治療について相談しても良いでしょう。「いつか終わる」と我慢せずに快適に過ごすためには病院受診が必要な場合もあるのです。

診断はこちら