学びのミカタ

学びのコラム⑧(ナゼナゼ②)

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子どもの「ナゼナゼ」への答えかた

パターンその1:理解しやすい言葉を選んで説明してみる。
「太陽の光は、黄色とか緑とか、いろんな色が混ざっているんだけど、地球に届くときに空気に当たって散らばるの。青色は他の色よりもたくさん散らばるから、空は青いのよ。」

…お子さんにはよくわからなくても、物事には科学的な理由があるのだ、ということは理解できそうです。「お母さん、物知りですごいな」と思ってくれるかもしれません。「いろんな色が混ざってるのに、なんで光は透明なの??」など、さらに質問されそうですので、心の準備が必要です。

パターンその2:ファンタジックに答える。
「青色が好きな妖精さんたちが、色を塗ったのかな」
「お空さんが、寒いよーって、青い顔してるのかもね」
…お母さんもわからないときは、こんな答えもありです。子どもは、無生物に対して意識や生命を見出す傾向(アニミズム)が強いといわれています。空を見上げながら、しばらく空想の世界を楽しむかもしれませんね。

パターンその3:ユーモラスに答える。
「お空が白かったら、雲と見分けがつかないよ!」

科学的な知識と同じくらい、ユーモアも大事です。

パターンその4:一緒に考える。
「なんでかなあ。なんでやと思う?」
「お母さんもわからないなあ。一緒に図鑑を調べてみようか。」

自分なりに考えることも大切な時間ですし、「ひとにきく」以外の疑問の解決方法として、自分で調べる態度を養う機会を育みます。最近は、幼児の「なぜなぜ」にわかりやすく答えてくれる本も出版されていますね。
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