子育てのミカタ

我が子を伸ばす親の関わり方⑱

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親の発言・考え、矛盾していませんか

朝、学校に行く前のお母さんと子どもの会話
「ゆっくり、よく噛んで食べるのよ」
…学校に行く時間が迫ってくる…
「まだ食べてるの。学校に遅れるわよ、早く食べなさい」
こんな経験はありませんか。親というのは勝手なもので、日々こんな会話が蔓延しています。

また、子どもが見たいテレビ番組と親が見せたくないテレビ番組はイコールになることが多いと聞いたことがあります。良かれと思って言う言葉が、子どもにとって素直に聞けないのはこんな状況の時です。
毎日の会話がこれの連続だと、子どもに不信感が生まれ、親の言うことが耳に入ってこないどころか、どうしていいのか分からなくなると思いませんか。悪気がないから、なおさら厄介です。
こんな場面に出会ったこともあります。5,6歳でしょうか。元気な男の子が駅員さんに駅中響き渡る大きな声で「おはようございます!」と言いました。その後すぐお母さんが小声で「そんな大きな声で、恥ずかしいじゃない」と言うと子どもが「お母さん、いつも人には大きな声で挨拶しなさいって言ってるよ」

子育ては難しい。だから楽しい。日ごろお子さんに言っている会話を時々振り返ってみるのも必要かもしれませんね。

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