子育てのミカタ

我が子を伸ばす親の関わり方㉒

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発達段階ごとの子どもとの関わり方

 子どもは成長過程において、様々な発達段階を経て成長していきます。今回は大きく『乳幼児期・幼児期・児童期・思春期』に分けて簡単に関わり方をお伝えしたいと思います。

乳幼児期(0歳~3歳)は何といっても親との絆を形成するために「安心感」を形成することが欠かせません。この時期、親が気を付ける大切なことは、子どもの基本的なニーズ(お腹が空いた・眠い・不安だ)に速やかに応えることです。落ち着いて優しく対応することで「この人は信頼できる」と感じ、心理的な安定感を得ていきます。

幼児期(3歳~6歳)は自主性を尊重しつつも、基本的なルールやマナーを教えてあげて下さい。順番を守ることや、他の子どもと遊ぶ時におもちゃをシェアすることや挨拶など、社会で求められる基本的なスキルを教えることが大切です。

児童期(6歳~12歳)での中心は学校生活です。親としては子どもの学業や友達関係に関心を持ち続けることが求められます。学習面では励ましとサポートを提供しつつも、過度なプレッシャーをかけたり余計な一言を言わないよう気を付けて下さい。適切なアドバイスができればベストです。

思春期(12歳~18歳)では子どもが自己のアイデンティティを確立し、自立に向けて準備をする大切な時期です。親としては子どもの自己表現を尊重し、信頼関係を気付いてください。その時、子どもが自立に向けて正しい選択をするよう(これが難しいのですが…)支えとなってあげることが重要です。

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