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睡眠について②(学習時間の工夫を)

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睡眠について②(学習時間の工夫を)

受験生は勉強や塾で寝る時間が遅くなりがちですよね。睡眠の大切さはわかりますが、帰宅後も復習したり、残りの勉強をすることが多いと思います。
眠気との闘いのなかでの勉強は決して効率的ではありません。その時は朝と夜とに分けて勉強してみると良いでしょう。

朝の脳は、交感神経が働き活動に適した状態であり、意欲学習に関わる脳内物質ドーパミンの分泌量が増えます。また、睡眠により脳が整理されているので、新しい情報を記憶しやすいだけでなく、脳が活性化しているため集中力が高まり学習意欲も増すのです。
また、朝は朝食までの時間にルーティンが少ないため勉強時間が確保しやすいです。
朝の時間帯を利用して計算問題や思考力・読解問題を行うと効果的です。

夜の脳は、副交感神経が働き、休息に適した状態です。睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌量が増えるため眠くなる状態になります。
脳は睡眠中に記憶を整理すると言われています。そのため睡眠前の勉強は記憶に定着しやすいので暗記ものがオススメです。

暗記はお昼寝の前でも良いでしょう。ただし昼寝は30分以内にとどめないと夜の睡眠にも影響するので注意しましょう。
睡眠を味方にした勉強方法を知ることで周りと差をつけられるかもしれませんね。