バランスよく食べよう②(主食・主菜・副菜を整える)
食事にはバランスが必要と前回お伝えしました。栄養バランスの取れた食事とは『主食』・『主菜』・『副菜』の整った食事の事です。それはわかっていても、具体的にどのような献立にすればよいか悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。難しそうに思えますが、バランスを整える簡単なコツがあります。それは、3色の食材をそろえることです。
3色は『黄』・『赤』・『緑』に分けられ、『黄色』はごはん・パン・麺類などのエネルギー源となる主食、『赤色』は肉・魚・卵・大豆など血や肉を作る、主にたんぱく質を多く含む主菜、『緑色』は野菜・きのこ・海草などの体の調子を整えるビタミン・ミネラル・食物繊維を多く含む副菜です。ご飯(黄)、焼き魚(赤)、ほうれん草ときのこのお浸し(緑)、具沢山みそ汁(緑・赤)のような典型的な和定食の組み合わせは3色を意識したバランスの良い食事と言えます。
しかし、忙しい毎日では、バランスが整った食事をすべ手作りするのは難しい日もあります。そんな時は、市販のお惣菜や冷凍・レトルト食品を上手に加えて3色を整えてください。レトルトソースを使ったミートスパゲッティと野菜サラダ、お惣菜のハンバークを使ってロコモコ丼なども主食・主菜・副菜が整った食事になります。バランスの取れた食事は、食材の選び方や作り方を工夫すれば意外に簡単です。これからは、3色を意識して献立を立ててみてはいかがでしょうか。次回は免疫力を高める食事についてお話しします。