食育のミカタ

食のコラム⑭

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朝食を食べよう①

今朝、朝食を食べられたでしょうか。朝食を食べる習慣はありますか。

朝ごはん食べる時間があるのなら少しでも寝ていたい、朝は忙しくて朝ごはんを食べている時間がない、そもそも朝食を摂る習慣がないと朝食を抜いていませんか。最近、若い人の中には朝食抜きダイエットなどの影響で意識的に朝食を抜く人もいます。

朝食は必要でしょうか?朝食が必要か必要でないかはいろいろな議論がありますが、子どもの成長を考えると朝食はとても重要なものと考えます。
ダイエットに効果が出たり、内臓を休ませることができるや時間短縮・経済的負担の軽減など、朝食抜きが支持される意見も増えてはいますが、朝食を抜くことはまだまだデメリットの方が大きいとされています。

朝食を抜くと栄養バランスが崩れかえって太りやすくなったり、排便のリズムが壊れ自然な排便ができず、腹痛を起こしたり便秘になる可能性もあります。脳のエネルギーが不足しイライラしたり、集中力が出なかったり、体温が上がらず元気に活動ができません。朝食を抜く習慣が続けば、運動能力や学力にも影響を及ぼす恐れもあるのです。

農林水産省が公表した「令和4年度 食育白書」によると「毎日朝食を食べていない」「ときどき朝食を食べていない」と回答した小学生の割合は5.6%、中学生は8.1%で、ほぼ9割近くは朝食を食べているという調査結果が出ています。しかし、中学生になると朝食を食べない子どもの割合が増えているので、幼いころから朝ごはんを食べる習慣をつけることが大切だと言えます。

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