食育のミカタ

食のコラム⑰

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『おかあさんはやすめ』と『まごわ(は)やさしい』(2回目)

前回『おかあさんはやすめ』のお話を致しましたが、やはり「健康的でバランスの取れた食事」が理想的ですよね。それならば『まごわ(は)やさしい』食材を使いましょう。

『まごわ(は)やさしい』とは、

『ま(まめ)・ご(ごま)・わ(わかめなどの海藻類)・や(野菜)・さ(魚)・し(椎茸などのきのこ類)・い(芋類)』の頭文字を取った言葉です。

どれも普通に手に入る、日本の伝統食を構成する代表的な食材で、ミネラル、ビタミン、食物繊維を豊富に含み、生活習慣病の予防・抗酸化作用・疲労回復など体に良い効果があります。また、嚙む力が育つと、唾液分泌がよくなり虫歯を予防し、消化吸収をよくし、顎が丈夫になるなどのメリットまあります。

『おかあさんはやすめ』が欧米化した食事なのに対して『まごわ(は)やさしい』は昔ながらの和食食材です。和食は健康志向の高まりによって世界からも注目されています。一日1回は食べてほしいですが、難しいようなら週に1回~2回程度でも構いません。今までの食事に、足りないものをプラスして気軽に実践してください。例えば、ごはんにゴマをかけて食べる。みそ汁にわかめやキノコを具材として入れるなど、ごはんとみそ汁から取り入れてみると簡単に始められるのではないでしょうか。

『まごわ(は)やさしい』食材を上手に取り入れて健康な毎日を過ごしましょう。

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