子どもの食生活が将来を決める②~肥満にならないために~
1970年代から2000年にかけて、食生活やライフスタイルが変化し、子どもの肥満が増加しました。特に幼児期の肥満は、学童期の肥満や思春期・成人の肥満につながりやすいと言われます。1歳前後はまだ満腹感がなく、親の声かけで空腹感満腹感が育ちます。2歳頃からは食事や運動、睡眠などの生活習慣が肥満形成に関係します。3歳以降も不規則な生活習慣が肥満に影響を与えるようです。しかし、子どもの肥満のほとんどは単純性肥満といって摂取エネルギーが消費エネルギーを上回って生じるものです。
では、肥満にならないようにするにはどうしたらよいでしょうか。まずは1日3食を規則正しく、バランスよく『主食』『主菜』『副菜』『汁物』をそろえて食べる事です。また、あまり噛まなくてよい献立、丼物やカレーライスなどは早食いになりやすく、満腹感を感じる前に食べてしまうので注意しましょう。しっかり咀嚼することが大事です。
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